認知症は、記憶や判断力の低下、思考のスピードなどが少しずつ低下し、生活に影響が出る状態をいいます。加齢による自然な変化とは異なり、脳のはたらきに変化が起こります。早期に気づき、適切な対応を行うことで、進行をゆるやかにしたり、より良い生活を続けることができる可能性があります。
同じことを何度も聞く、予定を忘れる、道に迷うなどの記憶の障害が代表的です。また、物の使い方や計算が難しくなる、感情の変化が大きくなる、疑い深くなるなどの変化もみられます。周囲から見ると「性格が変わった」と感じることもあります。
脳の神経細胞の変化や脱落によって起こると考えられています。代表的なタイプはアルツハイマー型認知症で、ほかにも脳血管性認知症、レビー小体型認知症などがあります。高血圧や糖尿病などの生活習慣病、睡眠障害、ストレスも影響することがあります。
もの忘れが増えた、話がかみ合わない、生活で支障を感じるようになった時は、早めにご相談ください。
