解離性障害

(記憶・感覚の途切れ)


強いストレスや心の負担がかかった際に、記憶が抜ける・感覚が遠のく・自分が自分でないように感じることがあります。急激な負担から心を守るために、意識や記憶の一部を切り離す反応が起こる状態です。



● どんな症状?

ある出来事の記憶が抜け落ちている、突然別の場所にいた、感情や体の感覚が乏しく感じられるなどの症状が見られます。また、、周囲が現実ではないように感じる「現実感の喪失」や、自分を外から見ているような「離人感」が生じることもあります。これらの体験は一時的なこともありますが、繰り返す場合は注意が必要です。


● 原因・きっかけ

多くは、強いストレスや過去のトラウマ体験が関係します。特に、幼少期の虐待や家庭内暴力など、心が耐えきれないほどの状況を経験した際に生じることがあります。防衛反応として、意識や記憶を分けて保とうとする働きが関係しています。


● 受診の目安

記憶の抜け落ち、感覚の途切れが繰り返される、または現実感のなさが続いて生活に支障がある場合は、早めにご相談ください。


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