気分が高ぶって活動的になる時期と、落ち込んで何もしたくない時期が繰り返される――このような状態が続く場合、双極性障害(躁うつ病)の可能性があります。気分の波は「性格」ではなく、脳のはたらきの変化によって起こる病気です。
ハイテンションで話が止まらない、衝動的に行動してしまうなどの「躁状態」と、気分が沈み、疲れやすくなる「うつ状態」をくり返します。仕事や人間関係に影響が出ることもあります。
ストレスや睡眠不足、環境の変化などがきっかけで発症することがあります。生まれつきの気質や遺伝要因も関わるとされ、再発を防ぐにはバランスのとれた生活と治療が大切です。
気分の波が大きく、生活リズムや仕事への影響を感じるときは、早めにご相談ください。治療により気分の安定を保つことが可能です。
